小児科佐藤医院

高崎市柳川町の小児科・アレルギー科の小児科佐藤医院です。

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こどもの病気

急病のとき

夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安を提供しています。日本小児科学会が運営しています。
http://kodomo-qq.jp/

予防接種

各種予防接種についての詳細は当院までお気軽にお問い合わせください。
※お住まいの市町村および、月齢・年齢により助成があり、無料となります。
ワクチンはきちんと接種して、子どもをVPDから守りましょう。KNOW-VPD!VPDを知って、子どもを守ろうhttp://www.know-vpd.jp/

日本小児科学会から一般の方向け各種情報

小児科の医師は「子どもの総合医」であるという姿勢のもと、小児医療の充実、子どもの健康、人権および福祉の向上、さらにこれらを社会へ普及啓発することを目的に活動しております。その一環として、一般の方に向けた各種情報が掲載されております。
http://www.jpeds.or.jp/modules/general/

花粉症

つらい花粉症

春先になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目や喉のかゆみなどで多くの人を悩ませるのが「花粉症」です。

● 花粉が飛散する前から 服薬 する
 ● 花粉症防護グッズは
マスク が有効
 ● 初期療法で改善したら
維持療法 で治療を継続

花粉症の症状が現れるまで

  1. 花粉症の起こる第1段階は、花粉が人の鼻や目の粘膜に付着することです。
  2. 粘膜にある免疫関連細胞(リンパ球)が花粉を異物(抗原)として認識すると、抗体(IgE抗体)がつくられます。
  3. 次に、再び花粉が粘膜に付着するとそこには抗体が待ち構えていることになります。花粉を認識した抗体は、肥満細胞といわれる細胞を刺激してヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質を放出させ、抗原である花粉を追い出そうとします。
  4. ヒスタミンは鼻粘膜の神経を刺激してくしゃみを起こさせ、鼻水で花粉を洗い流そうとします。

花粉症になる人とならない人がいるのはなぜ?

花粉を体の外に追い出そうとする体の反応が、くしゃみや、鼻水、鼻づまりという症状として現れます。
花粉症になる人と、ならない人がいるのは、体内に侵入してきた異物に対して生まれつき抗体ができやすいかどうかという遺伝的な違いと考えられています。

風邪と異なる花粉症の症状

花粉症の三大症状は「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」という鼻に現れる症状です。
また、眼に現れる症状としてかゆみ、なみだ目、結膜の充血なども多くみられます。
重症になると、食欲減退、悪心などの胃腸症状、頭重感、全身倦怠感などの全身症状も現れます。
風邪との違いは、花粉症では連続したくしゃみであること、鼻水が水のように無色でさらさらと流れるように出てくること、発熱や喉の痛みがないことなどです。
花粉症になると、毎年花粉の飛散する時期に、決まって同じ症状を繰り返すようになります。また、花粉の飛散量が多いほど症状は重くなります。

検査

花粉症の検査には鼻鏡検査、鼻汁好酸球検査(鼻水の中の好酸球が増加しているかどうか)、血液検査(花粉に対するIgE抗体の有無や量、好酸球の増加を調べる)、皮膚テストなどがあります。

診断

花粉症は、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの三大症状以外に季節性や花粉飛散量などとの関係から診断可能です。
また、花粉症は症状の違いから、くしゃみや鼻水が主な「くしゃみ・鼻汁型」、鼻づまりが主な「鼻閉型」に病型を分けます。
重症度は、くしゃみ発作の回数、鼻をかむ回数、鼻づまりの状態から評価します。

治療

花粉症の治療には、薬物療法、減感作療法、手術療法があります。 また、症状による病型と重症度に基づいて、より良い治療法を選択します。 花粉症の原因になるスギ花粉は、1月に飛散が始まり、5月の初旬まで続くのでこの間をいかに乗り切るかがポイントです。

花粉症セルフケアのポイント

室内に入る花粉を防ぐ
花粉が付着しやすい素材の衣服着用は避ける。また、家に入る前には、衣類や髪に付着した花粉をはたき落とす。

室内での飛散を防ぐ
スギ花粉は湿気を含むと重くなって落下します。このため加湿器を利用し、室内の湿度を上げれば空中での浮遊を防ぐことができます。

体に入る花粉を防ぐ
外出時には マスクや眼鏡、帽子を着用することで体に入る花粉を防ぐことができます。普通の眼鏡でも、目に入る花粉量を3分の1くらいまで減少できますが、花粉症用の眼鏡は4分の1くらいまで減少できるといわれます。
また、マスクは有効的な花粉症防護グッズです。普通のマスクでも水で湿らせたガーゼを中にはさむことによって90%以上の花粉をシャットアウトできます。

ウィルス性胃腸炎(嘔吐下痢症)

ロタウィルスや小型球形ウィルスなどにより、うつる病気です。突然吐き始め、続いて水のような下痢(レモン色~白色)になります。熱が出ることもあります。一週間くらいでよくなります。

治療
薬も処方しますが、家庭での食事療法が大切です。吐き続ける時や、脱水が強い時は、点滴や入院が必要になります。

家庭で気をつけること

【1】吐いたら飲むな 吐き気が強い間はしばらくは何も飲ませないようにしましょう。
【2】まずは水分から 吐き気が落ち着いてきたら水分を少しずつ飲ませる
(アクアライト・ソリタ顆粒・野菜スープ、薄めたりんご果汁など)。
【3】下痢だけになったら  便の様子を見ながら少しずつ消化の良い食べ物を与えていきます。

こんなときはもう一度診察を
(1)病院から戻ってからも吐き続けるとき。
(2)元気がなく、顔色が悪いとき。
(3)唇が乾いて、おしっこが少ないとき

次に受診するまでに
家庭で飲んだ水分の量、下痢や吐いた回数などを詳しくメモしておきましょう。